具体的なフレイル予防方法

「フレイル予防って具体的に何をすればいいの?」という疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではフレイル予防の具体的な方法を、身体面と認知面に分けて紹介していきます。
なおここで紹介するのは一部であるため、もっと知りたい人はこれからの暮らしのために大切なフレイル予防をご覧ください。

身体面は、筋肉量が減少するサルコペニアや運動器全般の機能が低下するロコモティブシンドロームを予防することが重要になります。
一番有効なのは運動で、椅子に座りながら足踏みをする『歩行機能トレーニング』、座ったままで背中を丸めたり伸ばしたりする『円背予防の姿勢トレーニング』、座ったまま膝の曲げ伸ばしをする『転倒防止のための下半身トレーニング』など様々な種類があります。

もちろん、毎日ウォーキングをするのも有効です。
実際の取り組みとしては、毎日10分程度ウォーキングをして、運動機能のトレーニングは週に2日ほど行うと効果的とされています。

また身体にとっては栄養バランスも重要で、中でもたんぱく質やカルシウムは積極的に摂ることがよいとされています。
毎日の食事に、たんぱく質の多く含まれる肉類や豆類、カルシウムの多く含まれる乳製品や小魚を取り入れると良いでしょう。

認知面の対策としては、脳トレがよいとされています。
例えば、『100-7』と呼ばれる100から7を順番に引き算していく方法(100-7は93、そこからさらに7を引くというのを繰り返します)、単語を逆から読む逆唱の方法(とけい→いけと、という感じです)などを、時間を決めて毎日行うと良いようです。
また高齢者用の脳トレ問題出題サイトもあるので、そういったものを活用するのもいいかもしれません。

これらのことを習慣化できれば、フレイル予防により効果的です。