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フレイル予防で大切な介護職の仕事

介護はある日なんの兆候もなく突然必要となるものではありません。
脳梗塞などのなにがしかの病気や怪我をきっかけに介護が必要となる人もいますが、おおよその場合は、徐々に介護が必要な状態へと移行していくものです。
健常な状態から介護が必要な状態までの中間の状態をフレイルと呼びます。
運動能力の低下や体重の低下、歩行能力の低下などが見られたならば、フレイルの状態といえるでしょう。

介護の度合いを上げないためには、フレイルの状態を悪化させないことが必要です。
そして、そのためには介護職や周囲の人々が重要な役割を果たします。
介護職がフレイル予防で果たす役割は非常に大きいです。

まず、施設利用者の抱える持病が悪化しないようにコントロールすることや感染症にかからないようにすることが必要となります。
介護職として、施設利用者のバイタルチェックを行い異変をいち早く察知するとともに、施設の衛生環境を整えることも重要です。

バランスの良い食事を提供して健康面に配慮するほか、適度な運動を促すことも必要となります。
これらは生活習慣病の予防にも欠かすことができないことです。

このほか、レクリエーションやサークル活動などを通して、社会的なつながりを作るということも重要です。
人とのかかわりが失われると、活力や活気がなくなっていきます。
それを防ぐためにも、レクリエーションなどが必要です。
施設ごとに介護職がこれらの企画を考えます。

また、レクリエーションなどの規模の大きなものではなくとも、一人で食事をしていたり、一人で過ごす時間が長かったりする利用者に声をかけ、ほかの人とのつながりを促すということも重要な仕事といえるでしょう。